こんにちは、あこです。
これから、しばらくの間は、自分が学習してきた校正の復習をメインにブログを書いていきたいと思います。
とはいえ、詳しく書きすぎるといろいろ問題があると思いますので…ふんわりとお伝えしていきますね(^_^;)
よろしくお願いいたします。
さて、今回は第1月の学習内容★その1です。
中身はズバリ「校正概論」です!!!
具体的には
- 校正とはなにか
- 本ができるまでの作業工程
- 校正の順序・方法
(校正に必要な用具/校正記号)
について詳しく説明されています。
今回はその中でも
②本ができるまでの作業工程
③校正の順序・方法「校正に必要な用具」
通信講座の受講を検討している方はもちろん、自主学習を始めようかと思っている方の役にも立てますように…!
校正とはなにか
ここでは、校正の概要について学んでいきます。
テキストには、
- 校正の歴史
- 校正の意味や目的
- 校正を行う上での原則
- 校正の種類
などについて解説されており、これをひたすらに読む…!読む…!読みまくります…!
これまでに少しでも紙媒体の校正経験がある方は、自分の経験と照らし合わせながら読むことができるので、理解も早いのではないかと思います。
しかし、わたしのような予備知識ゼロの初心者には、ちょっと難しいですね…
基本的な考え方や用語など、どれも初めて触れるものばかりなので「ふーん…」となってしまいます(^_^;)
でも!
ここで校正の基本的な知識を押さえておけば、今後の学習の理解が深まると思うので、繰り返し読むのがおすすめです!
わたしは、3回くらい読みました…!!
本ができるまでの作業工程
ここでは、本のできるまでのあらすじがまとめられています。
→原稿編集
→造本設計
→原稿指定
→組版
→校正
→印刷
→製本
→流通
といった、一般的な書籍が完成して世の中に出るまでに行われる作業や注意点、校正者が原稿とどのように関わっていくのかが書かれていました。
出版に興味のある方にとっては、大変興味深い内容なのではないかと思います!
本を作り上げる過程で、どのような道具や機械が使われているのかも実際の写真入りで説明されているので、イメージしやすいですよ。
校正の順序・方法
ここでは、実際に校正を行う際に知っておくべき手順とその方法についてまとめられています。
やっと校正の実技に触れられる…!といった感じです
校正を行う上で必要な
「組方」
「原稿引き合わせ」
「初校」
「再校」
「三校」
「校了」
「単校」
「対校」
「著者校正」
といった校正満載(!?)のワードがたくさん出てきます!!
もちろん、ひとつずつ詳しく説明されていますよ。
特に、原稿引き合わせは第1月学習内容の目玉でもあるので、しっかり読み込んでおきましょう!!
校正に必要な用具
校正の実務に必要な道具についても説明があります。
わたしが初めてこのテキストを読んだときは(ふーん、こんなものが必要になるのね!)と思っていたのですが…
これ、課題をやるときに必要な道具でもあるので、手元にない方はササッと買い集めてください!!
必要な用具
・赤色ボールペン
・青鉛筆
・黒鉛筆
・上質な消しゴム
印字スケール
・アメリカンポイント
・DTPポイント
・級数
※教材に含まれています!
印刷文字の見本表
・学習では校正技術テキストや校正必携が使える
そのほか
・三角定規
・30センチ定規
・電卓
・辞典、事典
これらがないと、やる気満々で課題を開いても(できないやん…)となります。笑
提出課題では確実に使用するので、早めにお手元にご用意ください★
実際、プロはもっと多くの用具を使用しているようです!
テキストで紹介されている用具は写真つきで説明されているので、わかりやすいですよ。
校正には、なんでこんなに道具が必要なの?
校正といえば、赤鉛筆!
というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、決してそんなことはないのです。
むしろ、赤鉛筆1度も握ってません!!
それでは、わたしが第1・2月分の課題を行う上で、実際に利用した道具と利用する場面について簡単に説明していきますね★
筆記用具
★赤ペン★
赤ペンは、主に原稿の間違いを直すときに利用します。
誤字・脱字はもちろん、文字の大きさや字間・行間に間違いはないか、書体は指示通りのものが使われているか…などを隅々までチェック。
指示と異なる箇所はすべて赤ペンで直します。
このとき、良いとされるのは、細くて透明なインクです!
って書かれているんですが、透明のインクってなんだろう?と思いませんか。
わたしは思いました。笑
要するに、本文の上に赤ペンで文字を記入した際に、下の字がしっかり見える透明度の赤ペン必須。ということです!
(わかりにくいかな…笑)
個人的には、昔ながらの赤い油性ボールペンを利用するのはNGだと思っています。
なぜなら、校正刷の本文に自分が入れた赤線や赤文字が重なってしまった場合、下になってしまった文字が不明瞭になるから!
読み取りにくくなった校正刷を判別するのには、やはり手間と字間がかかってしまうし、最悪、誤りが発生してしまう可能性もあると思います!
細いペンがいいのは、言わずもがな。
細部まで正確でわかりやすい校正を行うためです。
というわけで、わたしは透明度の高い水性の赤ボールペンを使っています。
サラサラ書けてストレスもありませんし、文字にかかってしまっても、元の文字を判別しやすいですよ★
★青鉛筆★
青鉛筆は、赤で直した箇所と区別するために利用します。
たとえば、句読点を挿入する際や、小さな「っ」「ゅ」などの注意を促すマークの記入のときに使っています。
普通の青鉛筆で書くのもありですが、わたしは青色のシャープペンシル芯を使っています。
細い文字が書けるうえに、消しゴムで消えやすいのでおすすめです!
鉛筆は、疑問点や訂正に関係ない伝達事項を記入する際に使います。
ですが、実際、与えられた課題に取り組む際には、そのような使い方をすることはほとんどありません。
じゃあ、どんなときに使うの?というと、原稿の大きさやアキの大きさなどを調べる際の線引きのときに大活躍しました!!
もちろん、普段使いのシャープペンシルでもいいので、用意しておいてくださいね。
★消しゴム★
消しゴムは、絶対に!絶対に、上質なものをお選びください!
さっと軽い力で消せないと、校正刷を傷めてしまいます。
印字スケール
印字スケールは、文字の大きさや字詰、字間、行間を調べるために必要な道具です。
透明のフィルムに文字の大きさを示した正方形の枠やメモリが印刷されており、校正刷の上に重ねて使用します。
アメリカンポイント・DTPポイント・級数の3種類のスケールが必要です。
課題では今のところ、アメリカンポイントを多用しています!
印字スケールは【校正コース】の教材として、テキストや問題集と一緒に郵送されてくるので、紛失や破損などがない限りは自分で用意しなくても大丈夫ですよ!
印刷文字の見本帳
印刷文字の書体や大きさ、記号の名称などがまとめられた本。
それが、印刷文字の見本帳です!!!
プロの方々は、メーカーが作成した見本帳を使っている?ようですが…。
わたしたち生徒は、校正技術のテキストと校正必携があれば調べられちゃいますので、特別に用意しなくても大丈夫です。
ただ一言だけ…!
書体を見極めるの、難しいです。笑
そのほか
そのほかに必要なものでは、三角定規・30センチ定規・電卓・辞典・事典などが挙げられます。
★三角定規・30センチ定規★
校正を行う際、ページの大きさ(判型)を自分で測らなきゃならないんです。
直角を作って仕上がり線を引き、長さを測る必要がどうしても出てきます。
三角定規は、あると絶対便利です!
同じ理由で、30センチ定規も大切。
ページの長い辺に線を引く際、短いものだとどうしても曲がったり歪んだりすることがあるので、長い定規で一発で引いちゃったほうが簡単です。
★電卓★
電卓は、字数や行数のチェックや、字間の計算などに使いました。また、単位や比率の計算にも利用します。
スマートフォンなどについている電卓でもいいかもしれませんが、独立して持っておいたほうが便利だと思います。
わたしは、カードサイズの電卓を愛用中です。
★辞典・事典★
辞典や事典は、わからない漢字を調べるときや疑問を感じたときなどに、サクッと引きます。
国語辞典や漢和辞典は必須ですよ!
わたしは、広辞苑第七版の入った電子辞書をゲットしました。大辞林なんかも入っています!
カタカナ辞典や外国語辞典のほか、雑学のような内容も調べられて、仕事や勉強以外で使っても面白いですよ〜!
第1月の学習では「校正って何だろう?」を解決してくれる!
【校正コース】第1月の学習では、校正という仕事の概要や本のできるまでのあらすじ、校正の現場では実際にどのような作業が行われているのかをしっかり学べるようになっています。
また、どのような用具が使われているのかについても書かれているため、今後、課題をこなしていく上で必要になるものを早めに買い揃えることができます!
校正の知識が乏しい中で、これらの内容を覚えるのはなかなか難しいのですが、繰り返し読んで理解を深めることが大切です!!
次の記事では、校正の順序・方法の中の「校正記号の使い方」についてまとめたいと思います。
やはり、詳しくは書けないので、覚書程度に…(*^^*)